2021.09.13
眼鏡産業発祥と受け継がれていくもの
今週も『歩』AYUMIのページを訪れていただき誠にありがとうございます。
このページでは『歩』AYUMIの最新情報やお伝えしたいことを載せて毎週月曜日に更新しております。
今から150年前福井麻生津村(あそうづ)村で地主の家に生まれた 増永五左衛門は、
貧しい農村の生活の様子を見て、何かこの地に産業を根付かせることができないだろうかと
考えていました。大阪で仕事に就いていた弟からの働きもあり、1905年この地で“眼鏡をつくる”
ことを始めました。増永一期生と呼ばれる人たちはとても一生懸命で、大阪から招いた職人の技術を
予定されたよりもとても短い時間で習得してしまったそうです。
この増永五左衛門と弟幸八の物語が、小説「おしょりん」藤岡陽子著 になりました。
「何もないところから始めること」の困難さは、想像以上のものだったに違いありません。
この小説では、兄弟の人間的な部分にも思いを馳せて物語が出来上がっています。
この増永五左衛門が創業した 増永眼鏡(株)(福井市今市町)には
一世紀以上にわたって守り抜いた社是があります。
「当社は、良いめがねをつくるものとする。
出来れば利益を得たいが、やむを得なければ損をしてもよい。
しかし常に良いめがねをつくることを念願する」
詳しいお話は、是非こちらをごらんください。
増永眼鏡(株)MASUNAGA since1905 ホームページより
MASUNAGA since1905 STORY
増永五左衛門の次女タカヲの長男 増永 誠が、増永眼鏡(株)でこの社是の精神を基礎に
修業した後、1970年に独立して当社 株式会社マコト眼鏡を創業しました。
「何千枚、何万枚と眼鏡を作っても、お客様が手にするのは一枚。どの一枚も手を抜いては
ならない。」と職人を育ててきました。
現在の社長 増永昇司 (増永誠の長男)は、音響ミキサーや新聞記者を経て1986年に入社。
1994年に代表取締役に就任いたしました。
2000年に当社のオリジナルブランド『歩』AYUMI を立ち上げました。
「使い手の良さを十分に考慮した眼鏡つくりが当社の基本である。」と祖先からの精神と
技術を受け継いでいます。
使う人の為を想う、眼鏡つくりの精神が受け継がれていくことは、とても大切な事だと考えています。
一日の仕事を終えて、西の空を見る時間がとても好きです。
夕暮れは、毎日違う表情を見せてくれます。
職業柄でしょうか「今日の空はまるでセルロイドのあの色みたいだな..」と感じたりして
苦笑する日もあったりします。
皆様の今日の夕暮れはどんな色でしょうか。
また来週もこのブログをお訪ねいただけますと幸いです。
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